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@hitoshi annex on hatena

@hitoshi annexがはてなに引っ越してきましたよ

トレタでの「slack」活用を紹介してみる

おかげさまで、トレタもコツコツ導入実績を積んで、少しずつ会社らしくなってきました。
気づけばメンバーも20人を超えてオフィスの席が足りなくなり、恵比寿にもお引っ越ししました。(お引っ越しについてはまた別の機会にでも書きます)
 
会社には、その規模とかステージに応じた情報共有環境が必要になるんだと思うのですが、今回はトレタでのslack(チャットサービスです)の活用についてご紹介してみたいと思います。
たかがツール、されどツールツールが変わるだけで、仕事の仕方とかコミュニケーションの形もガラッと変わるんですよね。で、トレタもslackのおかげで仕事から会社の雰囲気まで、いろいろなことが大きく変わりました。
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7月から全社で利用中
トレタでは、7月からslackを全社の標準チャットツールとして採用しています。今やチャットツールにも多種多様なサービスがありますが、帯に短しな感じでど真ん中にどんぴしゃでハマるツールはなかないんですよね。そんな中、slackは「もしかしたら」と思わせてくれる可能性があると感じています。
 
 
デザインとUI
slackの良さの一つは、なにはさておきまずはそのデザインやUIにあります。仕事の中でもっとも長時間使うのがチャットツールですので、気持ちよく楽しく仕事をする気になるよう、快適なデザインやUIはとても大事です。ツールのデザインが残念なだけで、アウトプットのクオリティも知らず知らずのうちに影響を受けると思うんですよね。だから、チャットツールのデザインはオフィスの内装デザインと同じかそれ以上に重要なのだと、とにかく僕はそれを声を大にして主張したい。
そういうわけで、チャットツールでは、徹底してデザインにこだわっていただければ幸いです>チャット系各社さん
 
その点、slackは本当に良くできています。ディテールにまで気を配った美しいデザイン。むやみに多機能を追わず、シンプルで迷わないUI。本当にクオリティ高いと思います。
英語のインターフェイスしかないため導入当初は戸惑うスタッフもいましたが、「いいから使え」と強制したらあっという間に定着してしまったことからも、UIのできが良いことが伺えるかと思います。
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botの活躍
slackの導入を強力に進めたのは、他でもないCTOの増井でした。なぜ彼が半ば無理矢理に導入したかというと、「自由に遊べるいろんなツールを追加できる」からです。で、実はそういう自由に遊べる要素は、ツールの定着にとても重要だったんですね。「また増井さんがオモチャ見つけてきた」とか思ってすまんかった。
そんな増井が、slackを導入してすぐにやったこと。それは「bot」の創造です。神は泥からbotを作りました。(てか、チャットを導入して最初にbotを作るとか、意味がよく分かりませんでしたw)
 
現在、トレタには「hubot」くんと「高橋」さんという二人のbotがいます。彼らは、その人工無能ならではの絶妙なタイミングでメンバー同士の会話にツッコミを入れてきます。創造主はどうやらキャラ設定まで無駄にしっかりやっているようで、hubotくんはフレンドリーなんだけどなぜかギャル、高橋さんは基本的にドS系となっているようです。そして高橋さんは、弊社で「残念な高田純次」の異名を持つ営業責任者Y氏がお気に入りのようで、常に彼の適当発言をバッサリ切り捨てるという、社内的にも極めて重要な役割も担うようになっています。
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たとえばこんな感じとか
 
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こんな感じで、適切なタイミングで絡む高橋
 
 
統計情報の表示
hubotくんはギャルみたいなしゃべり方の割には結構働き者で「hubot stats」と呼びかけると、自動的に最新の加盟店舗数や予約件数など最新の統計情報を、「hubot 天気」と書くと今日の天気予報を教えてくれます。
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今までは、エンジニアさんに都度「今の予約件数は何件?」「先週のアクティブは?」と聞かないと分からなかったことが、これでいつでも最新の情報を簡単に得られるようになりました。
統計情報は最近さらに強化が行われまして、GoogleのBigQueryと連携して、毎日自動的に統計情報がslackに投稿されるようになりました。そのデータにはGoogle Spreadsheetへのリンクも添付されていて、そこから分析データを開くと時間帯別の予約件数や、直近3日間に一件も予約を登録いないお店のリストなども表示されるようになっています。
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勤怠管理
トレタで結構苦労していた管理の一つが「勤怠」です。ウチは営業スタッフも多く、直行や直帰も少なくありません。エンジニアやデザイナーがオフィスに出勤せずリモートで仕事をすることもあります。なので、タイムカードでの管理ではなかなかきちんと実態を把握しきないわけですが、これもslackで解決できました。
 
増井が作ったのは、slackに「#timesheet」という勤怠専用のチャネルを作成し、そこに「おはようございます」「お疲れさまです」「今日はお休みします」などと投稿するだけで、その人の出勤・退勤・有給などを判別し、自動的にGoogle Spreadsheetに勤務時間を登録してくれるという仕組みです。
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まあ、増井が作るものですので、色々と無駄なところにやたら凝っているわけですが、その「ゆるさ」が結果的に全員が無理なく楽しんで参加できる勤怠管理運用に繋がっている気がします。
ちなみに、打刻を忘れている人にはhubotくんが「今日はお休み?」って質問してきたり、「まだ誰かいるかな?」みたいに聞くと、まだ退勤を打刻していない人たちの一覧が表示されたりする機能もあったりします。管理者的にも超便利です。
過去タイムカードのアプリなども色々試したものの、なかなかきちんと全員が忘れずに打刻するような運用ができなかったわけですが、slackのこの仕組みでは、見事に全員がきちんと参加できています。
 
 
サポート情報/開発やニュースだって自動的に投稿されます
さらに、Zendeskでやりとりされているサポート情報も、動きがあれば自動的に投稿されますし、ウェブでトレタに関する新しいニュースが出たときにもそれを検索してフィードに流すなんていうこともやっていますし、開発の部屋ではGitHubのIssuesの動きも自動的にフィードされるようになっています。
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以上、簡単にトレタでのslackの使い方をご紹介しました。
開発でも営業でもサポートでも管理周りでも、最新の情報は全てが自動的にslackに流れてくるような仕組みができましたので、複数ツールを渡り歩かなくても、slackの中だけでほとんど会社やサービスの動きが見えるようになっているのは、実に快適です。
そして、情報が集約されればされるほどメンバーのslack利用率も上がり、結果としてコミュニケーションも活発になる。botが混じることによって思わぬツッコミが入ったりすることで、それがまたメンバーの笑いを誘い、チャットルームの雰囲気がフレンドリーなものになっていく。
 
こうして考えると、もはやチャットツールは単なるコミュニケーションにとどまらず、会社の全ての情報や動きが集約される場所になっていくのかもしれません。もちろん、slackだけで仕事が完結するはずはなくて、トレタでもGitHub、GoogleDrive、GoogleAppsGmail、Zendesk、Dropboxなどの多くのツールを使っているわけですが、slackがそれらのハブとなることで、それぞれのツールの効果をより高めてくれているのだと思います。
 
実は会社の雰囲気を良くしてくれているのはslackの他にもう一つ、「日報」の存在があるのですが、それはまた別のエントリーでご紹介したいと思います。この日報もまた、是非皆さんにお勧めしたい仕組みの一つだと思っています。