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2012-01-14

Adobe Revelは理想の写真保管ツールかもしれない

デジカメを使うようになって約10年。この10年は、撮影した写真の保管方法で悩む10年でもありました。フィルムと違って、デジカメは何枚でも気楽に撮影できてしまいます。気づけば、一日で数百枚撮ってしまうことだって珍しくありません。それをどう保存していけばいいのでしょうか。
HDDなどのストレージ製品の価格はどんどん安くなり続けていますから、いつかは「いくらでも無限に保存できる」ほどの膨大な容量を持った外付けHDDが現れるだろうと期待していた時期もあります。しかしよく考えてみたらそれと比例して、デジカメの高画素化も進んでいるわけでして。写真一枚あたりのファイルサイズもどんどん大きくなって、今やRAWで撮影しようものなら、一枚が数十MBにもなります。結局は常に「写真を保存したくてもディスクが足りない」的な問題との戦いは続くのでありました。

さらに先日は、外付けで使っていたHDDがぶっ飛ぶというトラブルにも遭遇しました。そこには、大事な家族との旅行の写真がいっぱい・・・もちろん、比較的こまめにバックアップをとっていましたので、全てが失われたわけではありませんが、それでもそれなりの枚数の写真が失われてしまいました。

そんなこんなで「写真の保管をどうするか問題」は常に僕の頭の片隅にあって、それなりのストレスの源になっていたりしたのですが、最近、ついにその悩みからついに解放されそうなサービスと出会いました。
それがAdobeの画像保管サービス「Adobe Revel (旧名称はCarousel)」です。
で、これが結構良い感じなんですね。少なくとも、一ヶ月使った限りでは「写真の保管と管理は、もうこれ一本でいい」と思えました。実際、かなり理想に近い。
これさえあれば、次々とHDDを買う必要もありません。バックアップをとる必要もありません。(もちろん、Adobeさんなら完璧にデータを保全してくれるだろうという期待というか信頼が前提になりますが)

そこで、トライアル期間終了とともに、迷わず有料契約に移行した次第です。僕と同じように「写真の保管をどうするか問題」で悩んでいる人は決して少なくないと思いますので、簡単にご紹介してみようかと思います。

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Adobe Revel

Adobe Revel=画像保管サービス

Adobeには、PhotoshopLightroomなど、すでにメジャーな画像処理/管理系のアプリケーションがいくつかもあります。それらの既存アプリケーションとRevelの違いは何かというと、Revelは「画像を保存する」ことを目的としている点にあると言えるのではないでしょうか。もちろん、画像を加工する機能も多少用意されてはいますが、Revelの本当の価値はそこにはありません。
Revelの画面は至ってシンプルです。撮影した日付順に写真が並んでいるだけ。ボタンだって、おおまかに言って「設定」と「新規読み込み」しかありません。
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僕らがRevelでできることは、写真を保存することだけです。iPhotoのライブラリから写真を選択して、それをRevelの画面にドラッグする。あるいは、写真の保管してあるディレクトリやメモリーカードから写真を選択して、それをRevelにドラッグする。それだけです。自動的に写真の読み込みが始まり、順次Revelのサーバーにアップロードされていきます。
これだけ見ると、「クラウドに写真を保管するって目的なら、Flickrでもいいんじゃないの?Revelの何が新しいの?」と思われる方もいるかもしれません。いやいや、Flickrとはもう全然違うんですよ奥さん。そこで、Revelの何が優れているのかをもうちょっとご紹介したいと思います。
 
 

特徴その1:容量が無制限

Revelの最も素晴らしい点は、保存容量が無制限だということです。どんなにたくさんの写真を所有している人でも、枚数や容量を気にせず、とにかく「全て」を片っ端から保存できてしまうのです。そして写真の保管サービスにおいては、この「全て」というのが何より大事なのですね。保存できる容量に何らかの上限が設けられれば、必ず「足りるかな」「大事な写真だけセレクトして保存しないといけないかな」という心配を抱えることになります。それがストレスになり、まるで気楽に使えなくなってしまうのです。
写真を撮る上で一番難しい作業は、「撮影する」ことではなく、撮影した中から「セレクトする」ことです。フィルムからデジタルに変わり、枚数を気にせずにいくらでも撮影できるようになった今は、撮影するよりもあとで選ぶ事の方がずっと難しくなりました。そういう意味でも、「撮影した中から必要なものだけを選んで保存する」というやり方は効率が良いように見えて、実は最も現実的でない運用方法だと思います。そして、どうやらRevelを作った人たちは、その辺のことをちゃんと理解しているんじゃないかなと思いました。とにかく、写真を無制限に全部アップロードできる快適さは、何物にも代えがたいと言えるでしょう。
Revelは月額500円の有料サービスですが、無制限に使えて500円なら、僕にとっては「お得すぎる価格設定」だと思います。
 
 

特徴その2:ローカルに保存しない

次にRevelの素晴らしい点は、写真データをローカル(手元のマシン)に保存しないというオプションが選べることです。つまり、写真を保管するためにHDDを持たなくて良いということなのですね!
これで次から次へとHDDを買って、毎回データ移行して、という手間やコストからも解放されるのですよ!
これは、メインマシンをMacBook Airにした僕には特に朗報です。MacBook AirにはSSDが搭載されているのですが、現在最も容量の大きなモデルを選んでも250GB。これでは、僕の写真ライブラリはとてもじゃないですが入り切りません。そのために外付けのHDDを用意してマシンと一緒に持ち運んだりしていたのですが、もはやそれも必要ないということなんですね!うーーん、なんて便利なんでしょう!
 
 

特徴その3:写真がまるでローカルにあるように扱える

ローカルに写真ファイルを置かずクラウドに保管するという管理方法は、すでにFlickr等で実践している人もいます。しかし僕の経験では、Flickrに保存すると、あとで写真を見返すときにどうも不便なのです。ブラウザでFlickrを使っていると、どうしても「手元に写真がない」というもどかしさがつきまといます。これは実に感覚的なことなのですが、次々に写真をブラウズしてその中から目当ての写真を探し出したいような場合、あるいはただ写真を次々に眺めて見返したいような場合、写真が手元にあるのと回線の向こう側にあるのとでは、快適さが全く違うのです。
ローカルに保存するのはコストと手間がかかるからイヤだけど、快適に使うにはローカルに置いておきたい。なんと矛盾していることでしょう。
しかし、Revelはそこもしっかり解決しちゃいました。Revelのアプリを開くと、まるでそこに写真があるかのように高速ブラウズして、写真を探しだすことができるのです。もちろん、オリジナルの写真はローカルにはないのですが、十分なサイズのサムネールが用意されていて、僕の数万枚にも及ぶ写真でも非常に快適に閲覧することができるようになっているのですね。上手ですね。
 
 

特徴その4:iOSアプリもある!

Revelさえあれば、もしかしたらiPhotoは全く不要になるかも。そう思わせてくれるのが、RevelのiOSアプリです。Macで写真を片っ端からRevelに保管すると、その写真は全てiPhoneiPadからも見られるようになります。iPhone標準の写真アプリのように、Macと同期させて写真を読み込む必要もありません。
MacからでもiPhoneからでも、Revelに保存した直後から、どの端末からでも全て見られるのです。しかも、Mac版のアプリと同様、iPhone版のRevelでも写真はローカルには保存していませんので、iPhoneのストレージ容量も気にする必要はありません。
今、僕のiPhoneでは10GB近くが写真で占められているのですが、それが丸ごと不要になるってわけですね!
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特徴その5:共有も簡単

もちろん、共有系の機能も充実しています。
まず、Revelのアルバム(Carouselと呼ばれています)は、一つのアルバムにつきそれぞれ最大5名のユーザーと共有が可能です(アルバム=Carouselは5つまで作れるので、最大25名まで共有可能になります)。共有したユーザーは、まるで自分の所有するアルバムと同じように全ての操作を行うことができます。たとえば、家族写真のCarouselを奥さんとおじいちゃん・おばあちゃんと共有しておけば、撮影した写真を自分のCarouselに保存するだけで、いつでも最新の写真を見てもらうことができるわけです。
最新のRevelでは、iPhoneで撮影した写真をその場で自動的にRevelのCarouselに取り込むことができるようになりました。これと組み合わせると、旅行中にiPhoneで撮影した写真は、その瞬間から実家にいるおじいちゃんやおばあちゃんにも見てもらうことすら可能になります。アップロードをする必要も、同期させる必要もありません。
 
 

特徴その6:ソーシャルにも対応済み

Revelから各種ソーシャル系のサービスに写真を渡すことも簡単です。
iPhoneアプリで写真を選択すると、Facebook/Twitter/Tumblr/Flickrにワンタップで写真を投稿することができるようになっています。もちろん、メールで送ったり、iPhoneのカメラロールに保存することも可能です。(注:このエントリーを書いている時点では、Mac版のアプリケーションからはできないようです)
つまり、写真はとりあえず全部Revelに入れておいて、そこから共有をかける、という使い方が一番楽ちんなのではないでしょうか。
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そういうわけで

Revelがあまりに便利なので、僕は過去のHDDを全部引っ張り出してきて、今までに撮った写真を全てRevelに上げてしまいました。その枚数は8万枚にもなろうかという勢いです。RevelはRAWには対応していないので、かなりの枚数をJPEGに現像するという手間は必要でしたが、この安心感と便利さは何物にも代えがたいと言えるのではないでしょうか。
これで、僕は外出先だろうがどこだろうが、過去に撮った写真の全てをいつでも見られるようになりました。いや、これはホントに便利だ・・・
Revelは月額500円の有料サービスですが、お試し期間は無料で使えますので、興味のある方は試してみてはいかがでしょうか。特に、山ほど写真を撮るのはいいけれどその保管と管理に悩んでいる方は、試してみても損はないと思います。

2011-12-08

オフィスを引き払いました

お知らせです。
この度、株式会社グレイス(および株式会社FrogApps)はオフィスを持たずに運営する方針とし、これまで借りていた物件を引き払いました。

なんでオフィスを引き払ったの?

創業してから10年以上、当社もオフィスを構えて経営をしてきました。一定の社会的信用を得るためにも、「本社」の存在は不可欠でした。名刺には本社の住所が記載されていないと「怪しい会社」と思われかねません。代表電話も必要でしたし、仕事するならファックスもプリンターも必須です。
しかし、最近、その一つ一つが「本当に必要か?」と思うようになったわけです。

代表電話はいらない

そもそもここ最近は、代表電話にかかってくる電話の9割以上は「営業電話」になってしまいました。求人のニーズはありませんか?とか、ネットで集客のお手伝いができると思うのですがいかがですか?とか、資金ニーズはありませんか?とか、そんなのばっかりです。気づいたら、仕事で必要な電話のほとんどはケータイになっていました。
というかですね、仕事で大事な相手ほど、代表電話にはかけてこなくなってしまったのです。となると、もはや何のために代表電話を置いているのか、全く意味が見いだせなくなるわけでして。

ファックスはいらない

ファックスも、仕事ではほとんど使わなくなりました。今や仕事でやりとりする人のほとんどがメールを使っています。もはや、ファックスを使うのはごく一部の限られた用途だけです。これなら、オフィスにわざわざファックスを置かなくても、店舗でもに送ってもらいさえすれば事足りてしまいます。(ちなみに、そのファックスも実はメールとなって手元に届くようになっておりまして、実際はファックス機から出力することも全くないわけです)

プリンターは必要だけど

ウチは飲食店ですので、メニューをカラーで美しく印刷しようと思ったら、やはりカラーレーザーが不可欠でした。しかし、今では小型のレーザーでも、インクジェットでも、かなり高機能になりました。気づいたら、もはや、わざわざオフィスで印刷して店舗に渡さなくても、店舗に置いてあるプリンターで十分なんですね。気づけば「あれ?なんでこんなでかい複合機を使わないといけないんだ?」となっておりました。

そもそもオフィスでなくても仕事ができる

僕は基本的に事務仕事が多くて、そのためにはオフィス的な空間が必要だったのですが、これも最近は変わりました。もはや、どこに行ってもWiFiやWiMAXでネットに接続することができます。ファックスもメールに置き換わり、オフィスにいる必要性はどんどん下がってしまいました。というか、むしろオフィスで仕事するよりも、外のカフェで仕事した方が捗ることが多かったりして、こうなってしまうともう何が何だか。
来客を迎えるスペースが必要だった時期もありますが、今でも気分を変えたくてわざわざ外のカフェで商談したりすることも増えていたりして、そういう面でもオフィスの重要度は下がっていました。

オフィスを構えていることは信用につながらなくなっている

で、これが一番動機としては大きいのですけれど、今や、オフィスを構えているからといって世間的に「信用」が高まることもなくなっている気がするんですね。これは確たる何かがあるわけではないのですが、感覚として、そんな実感が日に日に高まっているのです。
むしろ来客があるたびに「いいオフィスですねえ」とか言われるわけです。いやいや、築年数のすごく古い木造物件だし、家賃は半額にまで値切って入居してるし、決して贅沢とか見栄で借りてる物件じゃないのですが、それでも最近はそう言われることがむしろ「無駄してますね」に聞こえてきたりして。それって何なんでしょうね。世の中的にそういう気分になってるのですかね。
ともあれ、そんな状況ですから、もう何のために毎月それなりの固定費を支払ってまでオフィスを構えているのか、完全に意義を見いだせなくなってしまいました。


オフィスをなくしてみて、実際どうなの?

退去した直後は結構寂しかった

頭ではオフィスが不要だと思っていても、いざ引き払うときには寂しくなるもんですね。引き払った直後は、「自分の城がなくなった」的な感覚が強くて、結構寂しかったのは事実です。正直、ちょっとだけ涙も出ました。でも、その感覚、思ったよりも長引かなくて、一週間もしないうちにケロッとしてしまいました。やっぱりこういうのは、あまり後先考えずに思い切ってやってしまった方が吉みたいです。

NOMAD NEW'S BASEさんに入会しました

オフィスの解約を入れると同時に、NOMAD NEW'S BASEさんに入会しました。というか、こういう場所の存在こそが、「オフィス解約」に踏み切れた最大の理由です。ここはいわゆるコワーキングスペースなのですが、僕は当面、毎日ここに顔を出して仕事をする方針です。

ちょっとした不便さがむしろいい感じ

とはいえ、今までのオフィスとは、やはり勝手がかなり違いますし、不便なことは少なくありません。しかし、思った以上に良かったと思うのが、その「不便さ」だったりします。
たとえば、届いた郵便物や使った領収書。今までならデスクの端に置いてあるInboxに放り込んでおけば良かったのですが、コワーキングスペースではそもそも「自分のデスク」がありません。届いた郵便物は、その日のうちにすぐに処理しないと、そもそも「とりあえず置いておく」スペースがないのです。
自ずと、届いたものはその日のうちに開封し、捨てるものは捨てて、必要なものはファイルして、という作業をしなければならなくなりました。僕は今までは本当に書類の整理とかがダメで、ちょっと放っておくとデスクの上がものすごい書類の山になっていたりしたのですが、それが全く許されない環境になったことで、劇的に改善したわけです。
いやー、やっぱり日々ちゃんと書類を整理していると、気分的にとてもスッキリしますね。オフィスが軽くなると、自分の気持ちまで軽くなるのは、ちょっとした発見でした。

緊張感が若干あります

コワーキングスペースですから、当然、いろんな方が出入りしています。すると、オフィスに一人閉じこもって作業しているのと違って、やはりそれなりの緊張感が出てきます。
たとえばケータイに電話がかかってくると、いちいち席を立って外で電話したりという配慮が必要になったりして、その点は今までよりも不便になったのも事実です。でも、同時にいろんな人がいる中で仕事をするのは、むしろ集中力を高めることにつながっているという効果もありそうです。というのは、今のところ、これまでよりも仕事が捗っている気がするのですね。

今後はどうするの?

とりあえず、株式会社グレイスと株式会社FrogAppsは、可能な限り「オフィスを持たない」方針で運営していきたいと思っています。もちろん、業績が急拡大したり、人員を大幅に増やすようなことがあれば話は別ですが、それでもできるだけこの方針での運営に挑戦してみたいと思っています。
ちなみに、NOMAD NEW'S BASEさんはまだ12月1日にオープンしたばかりで、メンバーがまだまだ少ない状態です。そのおかげもあって今は結構落ち着いて仕事ができる環境なのですが、今後メンバーが増えたときにどういう環境になるかはまだ分かりません。この辺も、状況次第ではいずれ見直しが必要になるかもしれませんね。

ともあれ、そういうわけで、僕らと打ち合わせしたりする場合はNOMAD NEW'S BASEまできていただくか、あるいはメール・ケータイに連絡をいただければと思います。
代表番号に電話をかけても、もう誰も出ませんのでよろしくお願いします。