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極私的2012年カメラランキング

どうも、ヒトシ・デジカメスキー(c いしたにまさき)です。
 
前回のエントリーで予告したとおり、今回は2012年のカメラについておさらいをしておきたいと思います。
基本的に全て自分が購入したカメラだけが対象ですので、極めて偏った、偏見に満ちたランキングではありますが、その分愛もあります。
と、前置きはこのくらいにして、さっさと本題に入りましょう。まずは第5位からです。
 
 
第5位
ソニー NEX-7

SONY デジタル一眼カメラ α NEX-7 ボディ NEX-7

SONY デジタル一眼カメラ α NEX-7 ボディ NEX-7


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★実はオールドレンズで遊ぶ人にベストな選択
このカメラは厳密には2011年発売の機種なのですが、タイの洪水騒ぎでデリバリーが遅れて、結局購入できたのは今年だったということでランキング対象としました。
形、サイズは結構好きなんですけども、APS-Cのミラーレスで2,000画素を超えてるとさすがにオーバースペック感が否めません。さらに、高画素のために画素ピッチが狭いのか、高感度では被写体の輪郭が崩れてくる描写が余り好みではありませんでした。
あと、ダイヤルを三つ付けるというインターフェイスは結構好きなんですけど、ダイヤルが軽すぎてクルクルクルクル簡単に動いちゃうんですよね。いいカメラを操作してる!っていう実感に乏しいのも残念でありました。
一方、NEX-7で一番気に入っていたのは、マニュアルレンズを装着したときのフォーカスアシストとして「ピーキング機能」が用意されていたことです。ピントをきちんと合わせるため、大抵のカメラでは拡大表示が用意されていますが、これは実際はあまり実用的じゃありません。ピントってのは、フレーミングを追い込みながら合わせるものであって、別々の作業に分けられたら困るわけです。そこで、NEX-7では、一部を拡大表示するのではなく、ピントが合っている部分を白や赤でハイライトしてくれるという便利機能を用意してくれています。このおかげで、NEXは「マウントアダプター遊び」に最適なミラーレスになっていると言えましょう。まあ、マウント遊びとかする余裕がないくらいに、純正のレンズが充実してくれるといいのですが。
(ちなみにこの子はもう手許にはいません)
 
 
第4位
キヤノン EOS 5D mark III


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★人物を撮るならこれ一択
やっぱ5Dはいいよねー。本当によくできてる。5Dは初代から買い続けてますが、やはりカメラとして一番安心できるのはこれを置いて他にはありません。
ただまあ、すでにこの手の一眼レフを買っても新しさを感じなくなったというか、ときめかないんですよねぇ。もう一眼レフの時代じゃないのかなーと。なので、カメラとしては抜群の出来ではありますが、僕の中での感動の大きさでいえば4位くらいが妥当かと思われます。
でも、同時にこのカメラ(またはキヤノンのフルサイズ一眼レフ)でなければ絶対に撮れない写真があります。人物を撮るなら、一度でいいのでこれにEF50mm F1.2Lというレンズを付けて撮ってみてください。僕は、たとえ数十万円出しても、そのためだけにこのカメラを買う価値があるとすら思っています。EF50mm F1.2Lについては、またいつかエントリーを書こうかなと思います。
 
 
第3位
オリンパス OM-D


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★万能の小型ミラーレス
今年を代表するミラーレスといえば、やっぱりこのカメラですよね。画質といい、スペックといい、形といい、まさにミラーレスの可能性を数倍大きく感じさせてくれたカメラと言えるでしょう。ミラーレスだったらどれを買えばいいですか?と聞かれたら、僕ならまずこのカメラをお薦めします。誰が撮ってもちゃんとキレイに撮れる、しかもプロが使っても満足できる。バランスの良さではナンバーワンでしょう。
でも、デジカメスキーとしては、ボタン類が小さくてブニュブニュしてたりするのが残念なんですよねぇ。この辺の操作性や質感と、メニューや設定をもう少し分かりやすく改善してもらえれば言うことナシなので、次のモデルでは是非改善して欲しいところです。
そういや、E-5の次期モデルはマイクロフォーサーズのEVFベースで出るって噂もあります。楽しみでなりません。
 
 
第2位
フジフイルム X-E1


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★写真の楽しさを知りたいなら是非
これはなんというか、手元に置いて、いつもスリスリしていたいカメラです。形といい、操作性といい、色といい、描写といい、もうホントに思いっきり僕のツボに入りました。改善されたとはいえやっぱりAFが弱くて、ピントが合わずにイライラすることも少なくないのですが、それを補って余りある魅力。
動きモノを撮るにはちょっとAFが物足りないのですが、風景を撮るならこのカメラに35mmの単焦点レンズを一つだけ付けてお出かけしたいなと思わせる、不思議な魅力があります。
これって何かに似てると思って考えてみたら、フィルムでライカを使ってた頃の感覚に近いのです。そう考えると、ライカ的な感覚をたっぷり満喫できて、本家の数分の一の値段で購入できて、しかも本家よりも遙かに写真を撮りやすいカメラなんて、そうそうありません。そうだ、僕はデジタルのブレッソンを目指すんだ!
完全にデジタル化されて今や“ガジェット”と化しているカメラですが、写真って、本質のところでは「光」という曖昧なものを扱う極めてアナログな作業なんですよね。その楽しさや奥深さを知りたい方には是非試してもらいたい機種です。
 
 
第1位
パナソニック DMC-GH3


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★現時点の最強のミラーレス
パナソニックよく頑張った!の一言に尽きます。
詳しくは前回のエントリーをご参照ください。
 
【レビュー】Panasonic LUMIX GH3は最強の旅&家族カメラだよ!
 
 
番外
フジフイルム X-Pro1

カメラのたたずまいそのものは大好きなのですが、僕は光学ファインダーは全く使わなかったので、X-E1が出た今ではあまり価値が見いだせない一台となってしまいました。マップカメラの陳列棚を経由して、今は他の方にかわいがってもらえていることを願っております。
 
 
★★★
それにしてもこうして振り返ってみると、今年はホントにカメラを「買わされてしまった」なあと思わずにはいられません。マップカメラさんの上場には、僕もかなり貢献した自負があります。在庫してた過去のカメラやレンズは、この一年で、下取り“ドナドナ”でごそっと入れ替わりましたからねぇ… 来年はもう少し買い物には気をつけたいと思います。
 
2012年は、とにかく一言で言えば「ミラーレスの年」でした。確かにフルサイズがもてはやされた一年でもありましたが、それよりもやはりミラーレスが本当に元気で、次から次へと魅力的な機種が登場したことの方が、カメラ業界にとってエポックだったのではないでしょうか。来年はまたさらに面白いミラーレスが出てくることを期待しつつ、あんまり出てくるとまた財布が危険なので、その辺はほどほどでいいんじゃないかと思いながら、2012年はこれにて終了。また来年お会いしましょう。
てか、来年はもう少しちゃんとブログを書きたいなあ。